少人数制やプライベートレッスンは良いか?
私が教える英語教室は少人数の英語教室なので、生徒とのインタラクティブな授業をしている。
多数の生徒を相手に、一方的な演説形式の授業をするのであれば、生徒がどんなであれ、決められたその1時間に決められた内容をたんたんと話して終わりということになるので、同じ題材で授業をやれば10回が10回とも同じようになる。しかし、
少人数制やプライベートレッスンはやっぱりおすすめ!
少人数制やプライベートレッスンの英会話となると、インタラクティブな授業形態を取ることになる。そして、生徒によって授業が変わってくる。同じ題材で授業をやっても、コアになる部分は変わらなくても、生徒の学習意欲や質問の内容によって細部がものすごく変化してくる。
これが、少人数制やプライベートレッスンで英語を習う時の醍醐味で、各生徒に合わせて、ピッタリの解説やヒントが出せる。この生徒には、このヒントで理解させられたが、この生徒の場合には、こっちのヒントのほうが良いだろう!とか、過去の学習内容のカルテから推測して、似たものを習った事があるから、それを持ち出してきて、ヒントにしたりとか、講師として、一方的な演説形式よりも、工夫を求められる。また、生徒の「あ!そうか!」の明るい顔を見るのが楽しいところでもある。
私は、(他のスタッフと一緒に)英語教室の講師の採用の担当もするが、大手の人気の予備校講師だといって申し込んできても、その講師が少人数制やプライベートレッスンで英語を教えるとなると、そのやり方じゃ、たった1名の生徒の英語力を飛躍させることができないのだろうなと、判断することはある。
(「如何に多くの生徒に教えることができるか」を大切なことと思う講師と、「如何に数名の生徒の英語力をあげることができるか」を大切なことと思う講師とがいるということで、両講師の役割が違うということで、特に優劣があるとか、そういうことが言いたいわけではありません。英語教室が全て少人数のプライベートレッスンだったら、英語講師は足らなくなります。)
優劣が出るとすると、少人数制やプライベートレッスンでの英語講師達の間で、その技術力の差として現れる。また、自身の中でも差は現れる。私も、駆け出しの英語講師の時期があったけれど、そういった時期と比べると、ずいぶんと指導の技術力が上がったと感じるが、100%慢心かというと、そうでもない。100%慢心を得られることがあるかどうかわからないけれど、その成長のプロセスだけで充分かもしれない。
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