英検1級対策
一次試験で試されるのは語彙力、読解力、作文力そしてリスニング力です。中でも受験する人たちがもっとも難しいと感じるのはPart 1の語彙問題でしょう。しかしここで出題されるものはある程度傾向がきまっているので徹底的に学習すれば得点源にすることも可能です。具体的な学習の方法は市販の語彙集(CDと例文がついているもの)を使い、まずCDで耳から語彙、表現をインプットしていきます。さらに例文ごと音読します。その際自分で例文がふさわしくないと感じたら辞書をひいて自分が覚えやすい例文にかえてください。一緒に使う前置詞などのコロケーションを習得するために例文ごと覚えるようにしましょう。単語だけ覚えても使えないし、また記憶の定着も悪いものです。
読解力の養成にはまず多読が必要です。「読むものは全て英語にする」くらいの徹底が必要です。英字新聞、英文雑誌、小説など手当たりしだいに読んでください。一日少なくとも3時間くらい読むことが必要でしょう。1級で要求されるリーディングのレベルはかなり高いので新聞(The Japan Timesなど)の社説、論説、または論文などを論旨を追いながら読む練習をすることが不可欠です。
作文力のアップには作文用の基本例文の暗記が必要です。約500程度の基本例文を暗唱し自分の書く英文に活用していきます。こうすることによって独りよがりの不自然な英文を書くことを避けられます。また英文を読む時「自分だったらどう書くだろう」という作文的視点で読む習慣をつけると書く力がつきます。
リスニング力の向上にはやはり日常的な多聴が欠かせませんが、それに加えて問題形式になっているもので情報を求めて精聴することも必要です。過去問題を解くことも有効でしょう。
2次の面接試験では2分間で内容のあることをまとまりのある形で口頭発表する力、それと質問に対し適切かつ相手を納得させられるだけの受け答えをする能力が求められます。与えられるテーマは時事問題から自然科学系の話題まで多岐に及び、これらに対応するにはやはり日頃から新聞などに目を通し社会的な問題に対し自分なりの見解・意見を持っておくようにすることが必須です。またそれらを英語で述べるにはスピーチ原稿を70~80個自分で作成し暗唱しておくことが必要です。このぐらいの量を準備しておけばどんな話題を与えられても応用がきくようになります。
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