大学生・社会人の指導方針

大学生・社会人の人たちに効果的に指導するにはどうしたらよいかを考えてみましょう。

*自主性を尊重する

相手の方たちはもう大人なので、細かくいろいろ指図するよりも、基本的には本人の自主性・やる気を尊重したほうがよいでしょう。大学生・社会人で英語を積極的に学習するということは、英語を学習したいという強い気持ちがあるか、あるいは英語をどうしても学習しなければならない状況にあるか、のどちらかのはずです。いずれにしても生徒たちの積極的に学習したいという気持ちは強いでしょう。

*きっかけを与えてあげる

やる気のある方たちは多いと思いますが、やり方が分からないという方たちもまた多いでしょう。その際に講師が、自分の学習経験や指導経験から生徒さんたちに、効率よく学習できるきっかけを与えてあげることが大切でしょう。例えば効果的なリスニングの学習法や前から理解していくリーディングの方法などです。

*専門性にも留意する

大学生・社会人ともなると、中学・高校生と違って専門分野が出てきますので、その分野での英語学習も必要になってきます。経済・経営・環境・医療・政治等々、分野は様々ですが、英語講師であれば、極めて高度な専門知識を問う場合以外は、どの分野でも英語での文献等が理解できるようにしておきましょう。また、生徒の側は自分の専門分野なら、英語そのものは分からない部分があるとしても、日本語でならしっかり分かるように準備しておく必要があります。

*生涯学習と考える

大学生・社会人は、中高生と違って入試のような一大イベントがありません。入試の功罪はともかく、入試があることによって一生懸命に勉強する気にはなります。大学生・社会人で自主性のある人は確かに多いですが、逆に英語の目標を持てない人もいますので、生涯学習としての英語の面白さが分かるとよいです。

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