英語力と熱意はどちらも同じくらい大事です。
どういう考えの下に英語を学習し、指導するのかについて考えてみましょう。
1 言葉のおもしろさ
おそらくは人類だけがこれほど高度な意思伝達手段(言葉)を持っているでしょう。そして言葉はロジカルであり、またイモーシャルでもあります。また、表情やジェスチャーによっても言葉の意味は変わってきます。人間特有のこの伝達手段について学習することに意義があると考えることができます。
2 なぜ英語なのか
地球上にある数ある言語のうち、なぜか英語が世界共通語として使われています。世界史的にみて、中世以降強大な影響力を誇った英国とアメリカがともに英語を母国語としたことが大きいでしょう。また、英語が他の言語と比べて文法・文字などが比較的易しいこともあるでしょう。英語が世界の共通語であるということは誰もが認めるところなので、この言語を知っていることは、これからのグローバルな世界を生きていくうえで不可欠なこととなります。
3 教えるということ
まず当然のことながら英語の力が必要です。英語の力といっても様々です。大きく分けて「話す・書く・聞く・読む」の四つに分けられますが、これらをさらに細かく分割することが可能です。例えば「読む」をとってみても、「小説・ノンフィクション・論文・漫画・新聞・パンフレット・契約書・スキミング・精読」などなどいろいろあります。教える立場であればどれも一通りはこなせるようになるべきですが、その中でも得意なものを持っておくと尚良いです。そして、相手に分かってもらおう、相手の英語力を上げたい強く思う熱意がとても大切です。英語力と熱意はどちらも同じくらい大事です。
特に良い学習場所です。
ようやく秋らしくなってきましたが、まだ今日当たり日中は暑いですね。それでも真夏の暑さはなく勉強するにはいい季節になりました。以前英語を学習していたが中断している方、新たに英語を学習しようとしている方、皆さん今が絶好の機会です。是非この涼しい時を利用して英語学習を始めましょう。当校(ユニゾン英語学院)は少人数制で、初心者の方には特に良い学習場所です。是非一度ご連絡を!Autumn is the best season for studying!
問題、アイラヴユートゥーを英語で書くと
U2ネタでもう1つ。
問題、アイラヴユートゥーを英語で書くとどうなるか?
先日インターネットのニュースでロックミュージシャン所得番付でU2が見事に1位にランクインされた。
2010年8月の時点で、世界最大のロックバンドと言えば、”U2”を置いて他にないであろう。それを証明するかのように、先日インターネットのニュースでロックミュージシャン所得番付でU2が見事に1位にランクインされた。
その結果にはもちろん納得はいく。が、しかし、U2のボーカルであるBONO(ボノ)はアフリカの貧困を根絶する目的で政治家などと会談をする政治活動家(activist)としても名高い。彼はU2の楽曲を全て作詞していて、その詞の世界は時に難解なこともあるが、比較的わかりやすい言葉で、愚直なまでに「愛」を叫んでいる。
“Waiting on the crumbs from your table” 「あなたのテーブルのパンくずを心待ちにしている」という楽曲の中に
where you live should not decide
whether you live or whether you die
three to a bed, sister Ann she said,
“dignity passes by”
住んでいる場所によって
人の生き死にが決まるなんて間違っている
一つのベッドに3人の病人がひしめく シスター・アンはそれを見て
「人間の尊厳などもうここにはない」とつぶやいた
という一節があり、U2のファンである自分は非常に感銘を受けた。その歌を叫んでる人間はロック・ビジネスの最高所得者というのは、なんとも皮肉な話ではないか。
もともと愛とカネとの矛盾にクソ真面目に苦しんでいるバンドではあるが、バンドは慈善団体ではないし、儲けて何が悪いと言われればそれまでなのだが。
英語の本にも偽装がまかり通っているようだ。
食品の産地や賞味期限の偽装が問題になることがたびたびあるが、英語の本にも偽装がまかり通っているようだ。その例として、某出版社から出ているTOEIC単語集の話。例文にネイティヴのチェックが入っていると書いてあるが、とてもそうは思えない。epigram(警句)という語の例文として、
He delivered an epigram for an entry to the U.S. market.
彼は米国市場参入に対して警句を発した。
という英文と日本語訳が載せてあった。おそらく著者は「警句」を「警告の言葉」という意味に受け取っているものと思われるが、そうではなく、警句とは「短い形で物の真理を鋭くついた言葉」の意味である。この著者、英語の勉強より先に、もう少し日本語の勉強をした方がいい(他にも英語の勉強より、日本語の勉強をした方がよさそうな人がいるようですが…)。語の意味を取り違えていては、当然間違った例文で、私の知り合いのネイティヴに念のため聞いてみても(聞く必要もないが)、誤った例文だという。この本は他にも怪しい例文だらけである。
そのことをメールで指摘すると返信があり、次の版から改めるとのことで、訂正した例文も添えてきた。その例文も私の知り合いに見てもらったが、これまた変な例文だという。困ったものである。
以下、正しい例文。
It is often very effective in concluding an essay to quote a succinct epigram from a great author to highlight one’s main point.
エッセイをしめくくるとき,主題となる部分を際立たせるためには、偉大な作家の簡潔な警句を引用するのが、しばしば非常に効果的である。