プログレスBOOK4
プログレスBOOK4は、学校によって使い方・進度が異なりますが,高校1年で使うというのが原則です。高校レベルの英語ということで、BOOK3より難しいのは当然ですが、その差は、BOOK1からBOOK2にあがる時の差、またBOOK2からBOOK3にあがる時の差よりもかなり大きなものです。したがって、BOOK3の学習まではついてこられた生徒さんでも、BOOK4にはいってからの学習は自分の力だけではこなせないということがでてくると思われます。
まず、BOOK4で学習する文法について解説しましょう。BOOK4では、BOOK1からBOOK3までで学んだ文法項目をさらに深く学んでいくことになります。具体的には、時制、仮定法、分詞、不定詞、動名詞、話法、助動詞、関係詞といった内容です。BOOK3までの学習で、これらの文法項目の理解は完全にできていますか? もしできていなかったら、これから先の学習に関して、不安要素が残ります。BOOK4文法項目の説明のページは、例文を載せているだけで、説明が不十分といった印象があります。もしわからないところがでてきたら、手遅れにならないうちに早めにプログレスについて理解し、きちんと指導できる講師がいる教室に通ったほうがいいでしょう。
リーディングの部分は、レッスンごとに学習する文法項目と関連づけたものになっているという点が、優れているといえるでしょう。ただし、リーディングの部分も文法と同様、プログレスについてよく理解している講師がいる教室に通うことが、効率的な学習を進める上で大切です。
ところが、そのような教室を見つけるのが難しいのが現状です。Art英語教室は、プログレスの指導ができる講師がそろった学校です。プログレスの学習に少しでも不安を感じることがあったら、すぐにも問い合わせてみてください。
もし、志願者がpensionを受け取る申し出をすれば、支払われます。
カタカナでペンションというと旅先リゾート気分で泊まれる所をさすわけですが、英語でpensionというと、これは、現在、政治でも大問題の事柄で、さて、いったいなんでしょう?
今回は、そんなの知っているよって人も、スルーしないで、読んでみて。
例文を挙げてヒントを出すので推測していってみよう。
If applicants offer to receive their pension, it is paid.
If and only if applicants offer to receive their pension, it is paid.
仮定法ではなく、条件文です。そして、if の節は副詞節です。
最初の文は、「もし、志願者がpensionを受け取る申し出をすれば、支払われます。」という意味になりますね。
受け取れるのか受け取れないのか政治的に大問題になっている事柄ということで、pensionは「年金」ということです。
2つ目の文は、最初に、if and only が付いたものですが、あまり、見かけたことはないとは思いますが、これが付くことによってどんな変化が生まれるでしょうか?
実は、if and onlyが付いてもifと同じ意味になります。米国の国文科の人が使う教科書の説明によると、unnecessary addition of ifとなっています。ふ~ん。でも、全く同じ訳にしちゃうとつまんないので、そのニュアンスの違いも訳に反映させたいねぇ。(この詳細は授業にて)
さて、これは、今の日本の年金制度でしょうか?
高校生や大学生や社会人2-3年目の人も、知ってもらいたい。「もし、志願者が年金を受け取る申し出をすれば、支払われます。」ということは、申し出をしないと連絡は来ないし、支払われないということ。国はそんな意地悪なことはしないでしょうなんて、甘い。
年金は申告制です。この問題を間違った人!ちゃんと年金を勝ち取ってください!