音声面での高い英語力維持に並行して文法力アップ、ライティング力アップに努めることがオールラウンドに高い英語力を身につけ、使いこなせることにつながります。
○帰国子女の英語力維持
現地で毎日生の英語に触れた結果、ネイティブ並みの発音、優れたリスニング能力とスピーキング能力、英語感覚(ネイティブの発想に近い英語表現力、総じて英語を聞いたり話したりする能力[音声面])が身についた帰国子女の英語力維持には
① 日本にいても英語に触れる機会を失わないこと(インプット:中でも海外ニユース[BBC,CNN,ABCなど]、インターネット配信の講義、知識人のインタビューのような質の高い内容を聞く)
② 英語を発信する機会、例えばフリー-カンバセーション、ディスカッションやディベート, プレゼンテーションの場を持ち英語を効果的に表現する練習を定期的にもつこと(アウトプット:話す←幅広いトピック、豊富な教養知識、多彩な英語表現に精通した英語のプロとのやりとりが最も効率的です。)
が必要かと思われます。言語は他の習いごと同様、毎日使っていないと感覚が鈍ります。日本に戻ってきてから英語の聞き取りが落ちたとか、英語が口から出にくくなったという話もよく聞きます。上記のことを心がけて英語圏で養った能力を維持し、さらにレベルアップすることが大切です。
○さらなる実力アップのための勉強法
帰国子女を指導した経験上気づくことは、①正確な文法理解があまりされていないこと②英作文、とりわけアカデミックエッセイやライティングでは文法も構文も適当で、不自然な表現、インフォーマルな英文(くだけ過ぎた英文)を作成する人が多いことです。
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① 正しい文法をしっかり身につけること(5文型、時制、名詞、形容詞・副詞、助動詞、形容詞、準動詞[不定詞/分詞/動名詞]、関係詞、仮定法、比較、接続詞、前置詞など)②エッセイやライティングで正確、簡潔、明瞭、かつ論理的で説得力なるフォーマルな文章を書く訓練をすること
などに取り組むことです。すると、音声面で優れた英語力維持、アップに並行して文法力、ライティング力向上に努めることができ、その結果オールラウンドに高い英語力を身につけ、使いこなせるようになります。要するに帰国子女はたいてい、(国内英語学習者に足らない)英語感覚、実際に英語を使う実践力に優れているが、それらを裏付ける確固たる理論(海外生活経験のない上級学習者が優れている)が不足しています。したがってその不足部分を補強していけば他に追随を許さない無敵の英語力を身につけることができるます。
○アドバイス
上記の内容を実践していく中でバランスよくトータルに英語力を維持したり、高めたりすることができるわけですが、英語を感覚的に身につけ、既にそれ相応の英語力をもつ帰国子女にとって自分の英語力を客観的に分析し、その上で適切な英語学習をすることは自分一人では難しく、どうしても自分流になってしまいがちです。そこで英語のすべての技能面において習得のコツを心得ているプロの指導をお受けになることをオススメします。
*当教室には米大卒の教養のあるネイティブレベルのバイリンガル講師、英検1級保持者、TOEIC990満点講師など皆実力派で、帰国子女のための英語のプレゼン、英文法、英作文指導を得意とする講師がそろっています。ぜひ当教室の体験授業でその真髄に触れてみてください。
英検準2級の問題に出てくる単語と、大学入試問題に出てくる単語は、共通するものが多くあるのです。
高校1年生のうちから大学受験について考えるのはまだ早い、または志望大学も決まっていないのに受験対策も何もない、と考えている人はいないですか。そういう人には英検準2級の合格を目指して勉強することをお勧めします。市販の本にも書かれていますが、英検準2級の問題に出てくる単語と、大学入試問題に出てくる単語は、共通するものが多くあるのです。
英検準2級の試験領域は、「日常的な事柄についての会話ができる」「日常的な事柄についての文章を読むことができる」「日常的な事柄についての文章を書くことができる」となっているように、「リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング」いずれも「日常的な」事柄を英語でこなす英語能力を試すテストと言えます。
3番の語句整序問題は、熟語をたくさん覚えることがポイントになります。例えば、並び替えの単語にput, up, withの3語が入っていれば、put up with(我慢する)という熟語をつくると考えてほぼ間違いありません。put up withという熟語表現を知っているかどうかがポイントになります。
4、5の読解問題は、単語力をつけてから取り組んだほうが効果的です。1番の空所補充が半分以上できるようになったら、読解問題に挑戦してみましょう。
以上のことを参考に勉強を進めていただきたいのですが、それではどのような教材を使って勉強したらいいかという点については、過去問が一番いいと思います。市販の模擬試験問題集は、本番よりも難しいものがほとんどで、「こんなに難しいことを勉強しなくても…」と思われるようなものもあります。ただ、過去問を使って勉強する際の問題点は、過去6回分の問題しか手に入らないということです。(古本屋さんに行って過去問を探すなら話は別ですが。)6回分だけでは練習量として足りないと思う人は、身近にいる先生に相談して、易しすぎず難しすぎず、適切な練習問題を用意してもらうのがいいでしょう。Art横浜英語教室は、英検に精通した講師が、受講生のレベルに最もあった適切な教材を用意し、受講生に勉強してもらっている評判の英語塾です。
真の国際人としてふさわしい、マナー、教養知識、英語力、発言能力(コミュニケーション能力)、人格があるかどうかが問われる最高レベルの試験なのです。
国連英検特A級は全英語検定試験のうち最難関レベルになります。その難しさは司法試験並みでしょう。英語力としても最高レベルが要求されますが、国連に関する知識をはじめ、国際情勢、時事問題に熟知し、またそれらについてのさまざまな課題や問題点についての適切な分析、改善策の提示、また説得力のある理由づけを網羅した英作文(1次試験)を書けるか、国際会議に参加して様々な利害対立の調整、困難な諸問題についての合理的かつ平和的解決に向けて効果的に意見を述べられるか(2次試験)など、いわゆる真の国際人としてふさわしい、マナー、教養知識、英語力、発言能力(コミュニケーション能力)、人格があるかどうかが問われる最高レベルの試験なのです。
学習プランとしては①まず指定テキスト「わかりやすい国連の活動と世界」の全ページを読み込んで内容を熟知すること、②国連英検特A級の対策本(過去問)を解いてみて自己分析し、不足分野を見極め、早急にそれを補うこと(例えば政治、経済、国際情勢に関する高度な語彙が不足ならボキャビルすること等)
③過去に出された英作文のテーマを参考にして自分のネタをノートに書きため、時間内に適切に書ける準備をしておくこと(これは2次面接にも役立ちます)。
2.学習方針としては、すでにのべたように①国連英検関係の公式ガイドブックや対策本をすべてやっていくこと、②国際情勢や時事問題を熟知するために、英語のニュース番組(NHK,CNN,BBCなど)を聞いたり、英字新聞、英文雑誌(Economics, TIME, News Weekなど)に目を通しておく(ただ見たり、聞いたり、読んだりするだけでなく、それらについて要点をまとめたり、自分の意見を適切に表現できるようにしておく)③学習プランと重複するが、1次の英作文や2次の面接で自分の意見が論理的、効果的に述べられるようによく取り上げられるテーマ(食糧、エネルギー・資源、環境、平和維持活動、医療、教育、人権、民族紛争など)について自分の考えや意見を説得力のある要点を突いた形でまとめておくなどのことが必要かと思われます。
国連英検特A級は、オンタイムで起きている世界情勢や時事問題にも精通して、自分の意見を国際会議などの場でもすぐ言えるようなレベルにしておく必要がありますから、いつも問題意識をもって自分が外交官だったら、国のトップだったらどう考えどう対処するだろうかという視点を持って学習していくことが大切だと思います。学習の何をどれだけやるかは、国連英検関係の参考書(公式ガイド、対策本)はすべて入手して最低3回通り以上やるといいと思います。特に間違えたところを完全にできるようになるまで重点的にやると自分の苦手な部分がしっかりフォローできると思います。
なかでも独学では改善の難しい英作文や2次面接については経験豊かな英語のプロから対策指導をうけるのが一番いいと思います。当教室では国連英検の全般的な指導はもちろんのこと、簡潔明快で説得力のある英作文を作るための指導、面接官を唸らせる効果的なプレゼンテーションをするためのノウハウが豊富にあります。英語界の頂点を極めた優秀な講師陣が合格にむけて全面的にバックアップいたします。
英文法の勉強法とは?
英文法を習っているのに なかなか 習得出来ない人が多いのでは? それは ずばり 学んだ文法を日常レベルで使っていないからなんです。教わった文法はその日にはきちんとおぼえているのに、4,5日経つとすっかり忘れてしまっている。そんな経験はないでしょうか? 人間の脳は必要な情報ではないと判断すると短期記憶にためこまれている情報をどんどん消去していきます。ですから、消去される前に、これは必要な情報だぞ。と脳に教える必要があるのです。毎日毎日、その文法を使うことによって、これは必要な情報だぞ!忘れるな!と脳に伝え、その情報を長期記憶の領域に移行させなくてはいけません。例えば、enjoy, finish, admit, postpone, miss, mind, denyなどの動名詞しかとらない動詞をおぼえたとしましょう。 でもおぼえただけでは、4,5日でenjoyだったかな、employだったかな、admitだったかな、それとも administer だったかな~ となんともあやふやな記憶になってしまいます。そこでおぼえたら、それを使ってその日のうちに例文を作ってみましょう。例えば She admitted killing him. や I enjoyed playing games with her children. など何でもよいので文を作ってみましょう。ちなみに脳を刺激するようなちょっぴり過激な例文(She admitted killing him. もちょっと過激)なものを作ってみると脳に定着しやすい?!(市販の例文にすごく過激な例文がありますが、脳に定着させる効果を狙っているかも。)いずれにせよ、日常レベルで、その文法をよく使って自分の脳に「これは忘れてはならない情報だぞ!」と伝え続ける必要があるのです。例文を作ってみる事は、文法を定着させる非常に効果的な方法の一つです。
英語関係の書物の間違いを指摘するメールを出版社や著者に送ったことが、今までに4回ある。
英語関係の書物の間違いを指摘するメールを出版社や著者に送ったことが、今までに4回ある。これはあら探しをするのを趣味にしているわけではなく、書物の記述を正確にすることが、正しい英語教育のために必要なものだと認識しているからだ(ということにしておく)。著者もしくは出版社から反応は、四者四様である。
①素直に間違いを認める
②反論してくる
③キレる
④無視する
①の例については以前書いたが、今回は②の例について書いてみようと思う。(ちなみに③の例は、東京でTOEIC、TOEFL専門校を運営する某氏である)
ネイティヴと話をしていて、ある本(英語表現集)の中にでている“launch an artificial satellite”という表現が不自然だと指摘された。そのネイティヴは、launchするsatelliteはartificialに決まっているので、わざわざartificialという形容詞をつける必要はないという。
そのことを指摘するメールを出版社に送ると、このような答えが返ってきた。
「artificial satelliteという表現の使用例をインターネットで検索してみるとかなりの数があるので、決して特殊な表現ではない。ネイティヴといってもいろいろな人がいる。中には教養のない人もいるので、ネイティヴの指摘が必ずしも正しいとは限らない。」
とのこと。まるで私の知り合いが「教養のないネイティヴ」に分類されるかのような言い方である。
確かに“an artificial satellite”の用例を検索すると76,800件ある。(検索地域はアメリカに限定。ヒットする数は日々変わるが、これはこの記事を書いている時点での数である。) しかし、ここで問題にしているのはartificial satelliteという表現ではなく、launch an artificial satelliteという表現である。そこでlaunch an artificial satelliteという表現を検索してみると
launch an artificial satellite 32,500件
launched an artificial satelliteと動詞を過去形・過去分詞にしてみると、60件
artificialをとってlaunch a satelliteで検索してみると 183,000件
launched a satellite 69,500件
その差は歴然としている。
したがって、“launch an artificial satellite”という表現は間違いではないが、artificialを入れないほうがより自然になると言って、間違いないだろう。
前の反論に対してこの事実を出版社にメールでつきつけたが、このことについては反論がなかった。そしてこの本は、いつの間に店頭から消えていった…