もし、志願者がpensionを受け取る申し出をすれば、支払われます。
カタカナでペンションというと旅先リゾート気分で泊まれる所をさすわけですが、英語でpensionというと、これは、現在、政治でも大問題の事柄で、さて、いったいなんでしょう?
今回は、そんなの知っているよって人も、スルーしないで、読んでみて。
例文を挙げてヒントを出すので推測していってみよう。
If applicants offer to receive their pension, it is paid.
If and only if applicants offer to receive their pension, it is paid.
仮定法ではなく、条件文です。そして、if の節は副詞節です。
最初の文は、「もし、志願者がpensionを受け取る申し出をすれば、支払われます。」という意味になりますね。
受け取れるのか受け取れないのか政治的に大問題になっている事柄ということで、pensionは「年金」ということです。
2つ目の文は、最初に、if and only が付いたものですが、あまり、見かけたことはないとは思いますが、これが付くことによってどんな変化が生まれるでしょうか?
実は、if and onlyが付いてもifと同じ意味になります。米国の国文科の人が使う教科書の説明によると、unnecessary addition of ifとなっています。ふ~ん。でも、全く同じ訳にしちゃうとつまんないので、そのニュアンスの違いも訳に反映させたいねぇ。(この詳細は授業にて)
さて、これは、今の日本の年金制度でしょうか?
高校生や大学生や社会人2-3年目の人も、知ってもらいたい。「もし、志願者が年金を受け取る申し出をすれば、支払われます。」ということは、申し出をしないと連絡は来ないし、支払われないということ。国はそんな意地悪なことはしないでしょうなんて、甘い。
年金は申告制です。この問題を間違った人!ちゃんと年金を勝ち取ってください!