TOEIC対策の教材選び

TOEIC対策の教材選びについてアドバイスします。

今回はTOEIC対策の教材選びについてアドバイスします。

TOEICの単語集は1冊買って、持っていた方がいいです。単語集を使わず、勉強していくうちに出てきた単語を片っ端から覚えていくというのも一つの方法ですが、その方法ですと、ある単語に出会うまでは覚える機会を全く失ってしまうということになり、試験を受ける上で覚えておくべきなのにカバーできていない単語が残ってしまいます。やはり、TOEIC対策用の単語集を使って覚えていくのが、効率的なやり方と言えるでしょう。単語集は数社から何種類か出ているようですが、パッと開いて見た感じ見やすい、覚えやすいように感じられるものがいいでしょう。

最近は「TOEIC対策」と名付ければ売れるだろうという安易な考えからTOEIC対策本を出す、新規参入の出版社が増えているようですが、昔から語学関係の本の出版で定評のある「老舗」の出版社の本が、やはり優れているようです。ある新規参入の出版社から出ているTOEICについて知らない人が書いたと思われる990点満点達成のための単語集があるのですが、その中には私知らない単語がずらりと並んでいます。990点を取った私が知らない単語、すなわち990点を取るために覚えなくてもいい単語です。こんな本で一生懸命勉強している学習者は気の毒だと思います。無駄な努力だからです。著者も出版社も、こんないいかげんな本を出して、良心の呵責はないのだろうかと思ってしまいます。

模擬問題集は大抵のものが本番の試験より難しく作られていて、中にはこんなに難しい問題は出ないだろうと思われるようなものがあります。英検の模擬問題集も同じような傾向があり、英検対策であれば過去問をお勧めするのですが、TOEICには過去問題集がありません。過去問に代わるものとして、公式問題集がありますが、2回分のテストのみで値段も高く、解説もあまり詳しいとは言えないので、お勧めしません。そこで結局模擬問題集に頼るしかないのですが、私は模擬問題集を選ぶ際に、PART7のダブルパッセージの問題を左ページに2つの英文、右ページに設問、という形で、本番と同じように見開き2ページに収めているかどうか、というのを一つの判断基準にしています。それは、できるだけ本番のテストに近い条件で練習したいということと、編集者が本当にTOEICについて分かっているかどうかの判断基準になると考えているからです。本当にTOEICのことを知り、学習者のことを考えている編集者であれば、ダブルパッセージの2つ文章が2ページにまたがるような練習問題をつくるはずがありません(ここでいう「2ページにまたがる」とは、同じ紙の表裏2ページという意味です。この構成では、2つの文章を読み合わせるのにいちいちページをめくらなければならず、本番以上の無駄な手間を強いられ、本番に近い条件での練習ができません)TOEICについてよく理解した編集者が作った問題集の方が、当然優れたものと言えるでしょう。また、上級者向けと銘打って、難しい問題ばかり集めた問題集もあるので注意してください。初・中級者がそのような問題をやっても、ほとんど役に立ちません。

以上、参考にしてください。

コンポジション(英作文)の学習法[初級者]

できるところからたくさん英文を書いてみましょう。それが上達への近道です。

コンポジションが苦手だという話をよく聞きます。どう書いていいかわからないって声を聞きます。何もないところからいきなり長くて込み入った英文を書くことは難しいので以下のポイントなどを参考にして学習していくのがよいと思います。

1.簡単な文から始める:中学生レベルの短文で日本語から英語に直す練習をしましょう。中学校の教科書にある基本文レベルで結構です。何も見ないですらすら書けるくらいまで何度も練習しましょう。中学3年分の基本文が使いこなせるようになるだけでもかなりいろんなことを表現できます。

2.自分の興味、趣向に合わせより実践的に:次に自分の興味や趣向とあいそうなテーマを選んで練習するようにしていきます。その際はじめは参考になる模範英文をまねることからはじめてもいいでしょう。また特定の分野でよく使われる語彙や英語表現もいっしょに覚えていきます。自分のオリジナルの英作文が書けたらぜひ信頼のおける英語上級者、指導者に見てもらって添削してもらいましょう。自分では気づけない新発見があり、より自然な英語の言い回しへの洞察が深まります。

1.2のステップで書いた自分の英文はノートやルーズリーフファイルなどの形で大切に残しておきましょう。自分だけの英文文例集ができます。機会があるごとに見直したりまた同じような内容でも改めて書いてみると以前よりも英文がスムーズにかつ簡潔明瞭に書けるようになっていると思います。

できるところからたくさん英文を書いてみましょう。それが上達への近道です。

スピーキングの勉強法

スピーキング上達にはいくつかのポイントがあります。

日本語とは言語体系の違う英語のスピーキング上達にはいくつかのポイントがあります。

簡単に言えば次のようになるのではないでしょうか?

  1. 発音をマスターする。2.英語を口にすることに慣れ親しむ(音読+リピート練習)、3①と②がある程度できるようになったらより実践的なトレーニングをする。

それでは①~③についてもう少し詳しくお話ししましょう。

  1. 発音をマスターする:正しい音、アクセントでないと相手には通じません。発音についての適切な教材、信頼できる指導者を通じて正しい発音を学びましょう。正しい発音はリスニング力にも直結します。特に日本語にはない母音、子音の発音は何度も練習して英語本来の音に近づけていきましょう。

  2. 英語を口にすることに慣れ親しむ(音読+リピート練習)。:英文を口に出してみましょう(音読)。英文は自分のレベル、趣向にあったものなら何でもよく、簡単なものでもOKです。また英語の音声を聞いて聞こえるままに真似をして口に出すことも大切です(リピート練習)。

  3. ①と②がある程度できるようになったらより実践的なトレーニングをする:音読やリピート練習の題材を英字新聞、テレビのニュース番組、ペーパーバック(小説等)など、より実生活に根差したものにしてみましょう。またそういった内容を英語で話せる人と実際に会話してみましょう。また言いなれた表現や覚えた表現はどんどん口に出してスラスラ言えるようになるまで練習しましょう。

リスニングの上達への道 (初心者の方へ)

もしあなたがリスニングを上達させたいのであれば、

もしあなたがリスニングを上達させたいのであれば、ズバリ!リスニングをするしかないのです。 ホームランを打ちたいと思うなら、考えるのも大事ですが、実際にボールを打つ練習をするしかないのと同じです。

では、がむしゃらに聞けばよいのか?いいえ、違います。 英語の耳が出来ていない初心者の方ががむしゃらに聞いても、リスニングは効率的には上達しません。 例えばある英語の文を聞いて If …………………………………,  I……………………………………………………..and …………………………………………のように ifとIとand しか聞き取れないとします。これでは IfとIとandの音を捉える練習にはなるかもしれませんが、このレベルで何十年、何百年、何千年聞いても、その他はただの音であり、意味として脳に定着することは一生ないでしょう。

では、どうすれば?簡単です。自分が今知っている単語を音で聴き取れるようにしていけばいいのです。幸いなことに日本の受験偏重の英語教育のおかげ?!で日常使わないような単語まで私たちはたくさん知っています。リスニング初級者の方であれば、今日は months を聴き取れるようにしよう!明日は provinceだ!というように音で理解できる単語を増やしていけばよいでしょう。ちなみにprovinceとは州、省という意味ですが知っていましたか? リスニングの大前提ですが、知らない単語は音として流れてしまうので、当然ながら、意味として入ってきません。単語を増やしていく作業も大事ですね。その際には、その単語の意味と同時にどう発音されるかも頭の中に入れていきましょう。日本人がリスニングが苦手であるという理由の1つとして、単語の覚え方があげられます。意味は知っているのに、その単語を読ませてみると読めない単語がなんと多いことか! 「sophisticateの意味は?」 と質問すると 「洗練する、です。」とすぐに答えがかえってくるのに読ませるとソプヒタカテと読んでしまう。うーん 大問題です。自分で発音出来ない単語は聴き取れないですからね。
母国語であるのならば、親が自分に話しかけてくる言葉を覚えて、自然とその言葉の意味と同時に音も習得していきます。 ところが第2言語として英語を学んでいる我々日本人はこの過程をたどっていないので、単語の意味は大学受験のおかげでそこそこわかるのに、音になってしまうとわからなくなってしまいます。 リスニングを上達させるには、日本人なら今自分の中にある英単語を音で1つずつ認識していく作業が必要ですね。 上級者の方には、何もいうことはありません。 レベルが落ちないように毎日聴いてください。 知らない単語に出会ったら楽しんでしまいましょう! 例えば They made ウードゥズ of money on the horse race!  ウードゥズってなんだろう? woodlesかな udlesかな あった~ oodles発見! と宝探しをするように。

リーディングの勉強法

効果的だと思われるリーディングをいくつか考えてみました。

効果的だと思われるリーディングをいくつか考えてみました。

1 好きなテーマを読む

人それぞれだと思いますがまずは興味のある分野を読むのがよいでしょう。政治・経済・映画・スポーツ・芸能・国際問題・小説・ノンフィクションなどなどいろいろです。好きなものを読むことが記憶にも残りやすく英語学習に好影響を与えます。

2 速読・精読のメリハリをつける

読む目的も様々ですが、速く読むこととしっかり読むことのメリハリをつけるとよいでしょう。実際のビジネスでは速く読めることが助けになります。また、趣味で読む本なら時間をかけてでもじっくり読んで文法や構文なども研究してみましょう。

3 難易度に気をつける

リーディング学習の為には、易しすぎても難しすぎてもよくありません。自分のレベルと丁度よいくらいか、少しだけチャレンジするくらいの難易度が、英語学習をはかどらせます。

4 毎日続ける

継続すると効果的です。例えば1日目に1時間学習して、2日目は0分よりも、1日目に30分、2日目も30分学習するほうがよいです。英語に毎日触れていないと、忘れやすくなります。逆に少しでもよいので毎日読んでいると、学習効果が上がります。

5 馴染みのない分野も時には読んでみる

1と矛盾しますが、自分の興味のない分野も英語学習のためと割り切ってあえて読んでみるのもよいものです。思わぬ発見があって面白かったりするものですし、広い一般教養があると英文読解もはかどります。

6 日本語の本も読む

時間を作って日本語の本も読んでおくと、英語のリーディングにも役立ちます。予備知識がいろいろつくからです。また、日本語を速く読めることは英文を早く読めることにもつながる部分があります。

 
横浜の英語教室の英語講師達によるブログ