上級の学習になればなるほど、独学では難しいものです
国連英検(正式名称:国際連合公用語英語検定試験)B級に合格するためにはどうすればよいでしょうか。
1 学習プラン
B級では、英字新聞や雑誌の比較的やさしい記事、日常生活で遭遇する場面を扱った会話文、読みやすい随筆や短編小説などが理解できる読解力が要求されます。レベルはインターネットや雑誌の情報を活用できたり、電話の応対が大きな支障なくでき、日常生活で自由に意志を伝えられるコミュニケーションレベルです。英検でいえば大体準1級、TOEICは概ね750点くらい相当です。この級から平均的な英語のレベルの人たちより上の人たちが集まるようになってきます。多少でも英語の得意な人が集まるので、その中でも特に自分の得意なもの(例えば速読・日常会話・英文法など)を持つようにすることです。
2 学習の方針
高卒レベルの英語力は完全に把握するようにします。さらにその上に語彙力、多少の専門知識を持つようにします。試験出題トピックが国連の活動に沿って、世界平和、地球環境、世界政治、世界経済、人権などですから、普段からそういった問題を意識して情報を収集することが求められます。
3 アドバイス
B級に合格するには普通の英語の力ではだめです。少なくとも英語が少しは得意であるべきで、そのためにはそれなりの努力が必要です。また、B級では国際時事問題をテーマとした作文問題(ウェイト20%)が設けられていますから、過去問等でよく傾向を把握し、論理的な英文を書けるように訓練することも必要です。
4 何をどれだけやれば合格できるか
英語力は英検でいえば準1級レベルの力をつけること。すなわち、文法的には高校学習範囲はすべて理解し、さらに応用となる「倒置・省略・強調構文」などもある程度は把握しておくことです。作文問題があるので、英文での論文の書き方(最初に意見をはっきり述べて、その後で理由を説明するといった書き方)もよく練習する必要があります。国連が取り扱うテーマは政治・軍事・経済から食品・医療まで国や個人生活が密接に関わる課題を提示していて、このような広範囲なテーマが問題として出題されますから、普段から英字新聞(JAPAN TIMES、DAILY YOMIURIなど)をよく読み、英語で自分の考えを述べることが出来るようにしておくことも必要です。
上級の学習になればなるほど、独学では難しいものです。学習の仕方を体系的に指導できるプロに教わるべきです。横浜にある当校では英語指導を熟知した講師陣が、上記プログラムを効率的に指導いたします。是非一度ご来校を!
C級では高校修了程度の文法・文型に基づく英語の理解力が要求されます。
国連英検(正式名称:国際連合公用語英語検定試験)C級に合格するためにはどうすればよいか考えてみましょう。
1 学習プラン
C級では高校修了程度の文法・文型に基づく英語の理解力が要求されます。
レベルは、旅先やフランクな食事の場で会話を楽しんだり、簡単な電話の取り次ぎの出来るコミュニケーションレベルです。英検でいうと大体2級、TOEICなら560点くらいと同等です。したがって、中学文法をもとに、高校で習う文法を一通り理解する必要があります。 D級レベルの力を持っている人なら、1年くらいでC級合格レベルなるようにしましょう。
2 学習の方針
C級になってくると少しずつ上の級が見えてきますので、「国連」英検であることを強く意識したほうがよいでしょう。つまり、今まさに地球上で問われている問題を認識し、自分の考えや解決策を論理的に伝達することを考える必要があります。高校卒業程度の英語力プラス国際感覚を磨くことを学習の時に意識しましょう。
3 アドバイス
C級辺りからだんだん上位級が気になりだしますから、実際にA級などの合格者やあるいはA級を受験したことのある人から、いろいろ話を聞いてみるとよいです。参考になるアドバイスをもらえるはずです。
4 何をどれだけやれば合格できるか
C級の過去問は全部解くようにしましょう。大学入試センター試験もレベル的には丁度よいので役に立ちます。ただ、制限時間を短くして解答するほうが力は付きます。C級ではやはりリスニングの配点が100点満点中40点と高いので、日ごろから毎日英語を聞き、耳を英語に慣らしておくことも不可欠です。CNN ENGLISH JOURNALという月刊誌が販売されているので、それを購入してリスニング学習をするとよいです。NATIVE SPEEDのCNN NEWSを分かり易く解説しています。
英字新聞も毎日読みましょう。JAPAN TIMES STやASAHI WEEKLYでもよいですが、そろそろ社会人が読むJAPAN TIMESやDAILY YOMIURIなども読めるようになる必要があります。
当校では上記の学習を効率よく学べるシステムと効率よく指導できる講師陣が揃っています。是非一度授業を受けてみてください!
一次試験で試されるのは
一次試験で試されるのは語彙力、読解力、作文力そしてリスニング力です。中でも受験する人たちがもっとも難しいと感じるのはPart 1の語彙問題でしょう。しかしここで出題されるものはある程度傾向がきまっているので徹底的に学習すれば得点源にすることも可能です。具体的な学習の方法は市販の語彙集(CDと例文がついているもの)を使い、まずCDで耳から語彙、表現をインプットしていきます。さらに例文ごと音読します。その際自分で例文がふさわしくないと感じたら辞書をひいて自分が覚えやすい例文にかえてください。一緒に使う前置詞などのコロケーションを習得するために例文ごと覚えるようにしましょう。単語だけ覚えても使えないし、また記憶の定着も悪いものです。
読解力の養成にはまず多読が必要です。「読むものは全て英語にする」くらいの徹底が必要です。英字新聞、英文雑誌、小説など手当たりしだいに読んでください。一日少なくとも3時間くらい読むことが必要でしょう。1級で要求されるリーディングのレベルはかなり高いので新聞(The Japan Timesなど)の社説、論説、または論文などを論旨を追いながら読む練習をすることが不可欠です。
作文力のアップには作文用の基本例文の暗記が必要です。約500程度の基本例文を暗唱し自分の書く英文に活用していきます。こうすることによって独りよがりの不自然な英文を書くことを避けられます。また英文を読む時「自分だったらどう書くだろう」という作文的視点で読む習慣をつけると書く力がつきます。
リスニング力の向上にはやはり日常的な多聴が欠かせませんが、それに加えて問題形式になっているもので情報を求めて精聴することも必要です。過去問題を解くことも有効でしょう。
2次の面接試験では2分間で内容のあることをまとまりのある形で口頭発表する力、それと質問に対し適切かつ相手を納得させられるだけの受け答えをする能力が求められます。与えられるテーマは時事問題から自然科学系の話題まで多岐に及び、これらに対応するにはやはり日頃から新聞などに目を通し社会的な問題に対し自分なりの見解・意見を持っておくようにすることが必須です。またそれらを英語で述べるにはスピーチ原稿を70~80個自分で作成し暗唱しておくことが必要です。このぐらいの量を準備しておけばどんな話題を与えられても応用がきくようになります。
日常会話の授業
日常会話の授業は週4~5回あります。生徒さんの目的は様々で「海外旅行でちゃんと買い物ができるようにしたい」というものから「英語で自分の意見をしっかり伝えたい」というものまで多岐にわたっています。教える方としてはそれぞれのニーズ、レベルにあった教え方をするのですが、どの授業にも共通しているのは生徒さんにできるだけ多く発話してもらうということです。そんな授業を毎日行っていると、生徒さんからはいろいろな声をいただきます。以下にそんな生徒さんからのご意見を思いつくままにあげてみました。
「(瞬間)口頭英作文をやって会議などで英語が口から出やすくなった。」これは英語を仕事で話す必要のあるビジネスマンの方からいただいたコメントですが、授業では知っている単語や表現を使って英文を組み立てる練習を大量に行いました。最初は口からだすのに時間がかかっていたようですが、練習を重ねることによってしだいにスムーズに英語が出てくるようになりました。やっているうちに面白くなってきたようで最近では課題の2倍くらいの量をこなしています。
「自己流の発音を矯正してくれるので助かります。」この方はちょっと発音に癖があり、ご自分でもそれが気になっていました。そこで意思の疎通に支障が出ると思われるところを毎回指摘し、正しい発音を根気強く発音してもらうことによって、今ではスピードはやや遅いですが正しく意思を相手に伝えられるだけの発音を身につけられました。発音に対するコンプレックスがなくなると、英語を話すのが苦でなくなり今までとは比べ物にならないほど楽に英語を話されています。
「口から英語を出すとなんだか頭が活発に働きだします。最近もの忘れがなくなってきました。」これはレベルが初級~中級くらいの主婦の生徒さんからのコメントですが、確かにこういうことはありえると思います。外国語学習はボケ防止に良いのです。外国語を話すと脳が活性化することは科学的にも証明されています。
「こういうことを英語でなんと言うんだろうということを教えてもらえるので助かります」これは大学院に通われている知的好奇心旺盛な生徒さんからのコメントですが、この方は街を歩いているときなどに目にするもの耳にするもの頭に浮かぶことを英語でなんと言うのかを辞書で調べているのだそうです。大変向学心のある生徒さんです。この方は自分で調べて分からないことを訊いてくるのですが、時には難問(?)もありこちらも四苦八苦しながら答えています。
以上のように日常会話の授業は非常に活気のある雰囲気の中で進められます。それもこれも生徒さんの熱意によるところが大きく、こちらもとても楽しくやらせてもらっています。
D級では高校1,2年程度の文法・文型に基づく英語の理解力が要求されます。
国連英検(正式名称:国際連合公用語英語検定試験)D級に合格するためにはどうすればよいでしょうか。
1 学習プラン
D級では高校1,2年程度の文法・文型に基づく英語の理解力が要求されます。レベルは買い物の簡単なリクエストができたり、外国人に道を聞かれて案内が出来るコミュニケーションレベルです。したがって、高校2年までの学習範囲をしっかり把握する必要があります。もし高校生であれば、夏休みなどに短期留学する人もいるでしょう。その際、国際的な常識が必要となりますから、国連英検D級を英語学習のプランに組み入れることは有意義なことです。
2 学習の方針
中学3年間の英語をしっかり学習した上で、高校英語についても中級レベルくらいまではしっかり把握しておくことです。実際に高校生であればまず各自の学校での英語をしっかり理解することから始まります。大学生・社会人などで高校英語に自身がない人は、書店で高校文法の復習ができる比較的簡単な参考書が出ていますから、それらを用いてよく復習するようにしましょう。
3 アドバイス
高校中級レベルの英語の理解といっても、やや漠然としているかもしれません。具体的には英検準2級が大体同レベルですから、一通り文法の復習が終了したら、英検準2級の問題を解くことも有効でしょう。英検ですと問題集等もたくさん出ていますから、多くの練習問題をこなすのには役立ちます。
4 何をどれだけやれば合格できるか
D級からはリスニングの比率が4割に増えますから、リスニングもしっかり学習することが合格につながります。英検準2級、TOEIC500から550点くらいのレベルのリスニングをたくさんこなしましょう。ただ聞き流すだけでなく、聞いたものを書き取ってみる、聞きながら同時に聞いたとおりのことを話してみる(その際、英文原稿を見ながらと、見ない場合と両方を行う)のがよいでしょう。
リーディングでは国際政治・経済・軍事・医療などの分野に特に注意し、まとまった文章を制限時間をつけてしっかり読むようにしましょう。新聞は日本語の新聞と英語新聞を合わせて読むとよいでしょう。英字新聞は最初はJAPAN TIMES STやASAHI WEEKLYが、学習者にはお勧めです。