積極的に活用しましょう!
「私は日本語を話します。」
これを日本語で言ってみましょう。
I speak Japanese.
大概の方はこれは分かりますよね。それではこれにいろいろな助動詞を加えて表現を豊かにしてみましょう。
I can speak Japanse.
I could speak Japanese.
I may speak Japanese.
I might speak Japanese.
I must speak Japanse.
I used to speak Japanese.
I dare to speak Japanese.
I ought to speak Japanese.
I may have spoken Japanese.
などなど、他にもまだありますが、とにかくいろんな表現が出来ます。
助動詞が英語の表現を豊かにし、リーディング力やスピーキング力を確実に上げてくれます。積極的に活用しましょう!
こういった表現を覚えて会話の中でさりげなく使えるようになりましょう!
英語にも動物を使ったり、比ゆ的な表現を使ったりしておもしろい言い方をすることがあります。例えば、
1 That was a wild goose chase.
2 Don’t look a gift horse in the mouth.
3 The system is a sacred cow in the country.
などですね。
1は無駄足だったときに使う言葉です。例えば、I went to lots of book stores to find the book, but it turned out the book is out of print. That was a wild goose chase, you know.
2はAlthough the gift may not be the very thing you have wanted, don’t look a gift horse in the mouth. It’s free of chage anyway. など、貰ったものにはけちをつけるなということ。
3はA sacred cow means a custom, system, etc. that has existed for a long time and that many people think should not be questioned or criticized. ということで、「聖域」ということです。
こういった表現を覚えて会話の中でさりげなく使えるようになりましょう!
もし、志願者がpensionを受け取る申し出をすれば、支払われます。
カタカナでペンションというと旅先リゾート気分で泊まれる所をさすわけですが、英語でpensionというと、これは、現在、政治でも大問題の事柄で、さて、いったいなんでしょう?
今回は、そんなの知っているよって人も、スルーしないで、読んでみて。
例文を挙げてヒントを出すので推測していってみよう。
If applicants offer to receive their pension, it is paid.
If and only if applicants offer to receive their pension, it is paid.
仮定法ではなく、条件文です。そして、if の節は副詞節です。
最初の文は、「もし、志願者がpensionを受け取る申し出をすれば、支払われます。」という意味になりますね。
受け取れるのか受け取れないのか政治的に大問題になっている事柄ということで、pensionは「年金」ということです。
2つ目の文は、最初に、if and only が付いたものですが、あまり、見かけたことはないとは思いますが、これが付くことによってどんな変化が生まれるでしょうか?
実は、if and onlyが付いてもifと同じ意味になります。米国の国文科の人が使う教科書の説明によると、unnecessary addition of ifとなっています。ふ~ん。でも、全く同じ訳にしちゃうとつまんないので、そのニュアンスの違いも訳に反映させたいねぇ。(この詳細は授業にて)
さて、これは、今の日本の年金制度でしょうか?
高校生や大学生や社会人2-3年目の人も、知ってもらいたい。「もし、志願者が年金を受け取る申し出をすれば、支払われます。」ということは、申し出をしないと連絡は来ないし、支払われないということ。国はそんな意地悪なことはしないでしょうなんて、甘い。
年金は申告制です。この問題を間違った人!ちゃんと年金を勝ち取ってください!
日本語には「ことわざ」「金言」「格言」って多いですよね。
実は、英語も日本語に負けず劣らず格言(proverbs)が豊富なんです。それに英語の格言から日本語のことわざになったものも意外と多いです。
例えば、”Everybody’s business is nobody’s business.” 日本語にできますか。
「共同責任は無責任」という訳語が当てられています。
「光陰矢のごとし」を英語にすると・・・
“Time flies like an arrow.”なんですが、単に”Time flies.”の形で使われるのが一般的だそうです。
ところで、この英文をコンピューターの翻訳ソフトで翻訳させると、なんと驚くべきことに6通りぐらいの意味に解釈できるそうです。例えば、「一本の矢のような蠅の速度を計測せよ」なんて奇妙な訳にもなるみたいです。中でもすごいのが、
「タイム蠅は一本の矢を好む」! 「タイム蠅」って・・・何?
コンピューターは確かに人間よりも賢いと思える時がありますが、こんな支離滅裂な翻訳をするのではまだまだ翻訳という作業は人間の方がよほど賢いと言えますね。
あの5文型って意外と便利にできているんですよ
中学英語で基本5文型というのを勉強しますが、あれって実際役に立つのでしょうか、というような話を時々聞きますね。文型なんか知らなくても、英語はわかるようになるはずだ、と。確かにネイティブならそれでよいのでしょうけど、私たち学習者はどうしても文法から入らなければならない面もありますね。そうすると、あの5文型って意外と便利にできているんですよ。なので、あまり堅苦しく考えず、英語理解の便利なツールの一つ、という感じて文型を利用していくのがよいのでは。皆さんどう思われます?